14. バリデータの状態を監視する

バリデータの状態を追跡する最良の方法は、beaconcha.in エクスプローラを使うことです(サイト上部のオレンジ色の虫眼鏡をクリックして、自分のバリデータ公開鍵を貼り付けてください)。

Mainnet: beaconcha.in

ジェネシスブロック開始以降にデポジットした場合は、デポジット時間に応じてバリデータはキューに入れられジェネシス生成後にゆっくりとバリデータセットに組み込まれます。キューを通過するのに数時間から1日程度かかることもあります。

アカウントを作成して、アラートを追加したり、バリデータのパフォーマンスを追跡したりすることもできます(リンク)。

バリデータがアタッチされているか確認する

起動時には、Local validator attachedというログメッセージが表示されるはずです。これにはバリデータの公開鍵である pubKey フィールドがあります。

IPアドレスを確認する

Nimbusが外部IPを正しく認識していることを確認してください。これを行うには、最初のログ行の最後を見てください。

Starting discovery node","topics":"discv5","tid":2665484,"file":"protocol.nim:802","node":"b9*ee2235:<IP address>:9000"

<IP address>は、外部IP(インターネットからアクセスできるIP)と一致している必要があります。

ポート番号はIPの直後に表示されることに注意してください。上記の場合は9000です。これがオープンしてマッピングされるべきポートです。

同期の進捗状況を把握する

同期の進行状況を確認するには、バリデータを実行しているターミナルウィンドウの一番下にある出力を見てください。以下のようなものが表示されているはずです。

peers: 35 ❯ finalized: ada7228a:8765 ❯ head: b2fe11cd:8767:2 ❯ time: 9900:7 (316807) ❯ sync: wPwwwwwDwwDPwPPPwwww:7:4.2313:4.0627:03h01m(280512)

そこには、

  • peers は、現在接続しているピアの数を表示します(上の例では 35 ピア)

  • finalized は、これまでに同期した最新のファイナライズ済みエポック(8765番目のエポック)を表示します。

  • headは、これまでに同期したスロットのうち、最も新しいスロット(8767エポックの第2スロット)を教えてくれます。

  • time は、ジェネシスブロック(9900エポックの第7スロット、言い換えると316,807番目のスロット)から現在までの時刻を教えてくれます。

  • sync には、現在の同期速度(4.2313 ブロック/秒)と、同期してからの平均同期速度(4.0627 ブロック/秒)、完全に同期されるまでの残り時間(3 時間 1 分)、これまでに同期したブロック数 (280,512)、現在接続している最もパフォーマンスの高い 20 人の同期ワーカーとリンクしている 20 人の同期ワーカーの情報(文字列と数字)が表示されます。

文字の羅列 -- 私たちが sync worker mapと呼んでいるもの(上記の場合は wPwwwwwDwwDPwPPPww とある部分)は、上記の同期ワーカーの状態を表しています。

    s - sleeping (idle),
    w - waiting for a peer from PeerPool,
    R - requesting blocks from peer
    D - downloading blocks from peer
    P - processing/verifying blocks
    U - updating peer's status information

それに続く数字(上記のケースでは7とある部分)は、現在活躍しているワーカーの数を表しています(つまりスリープしていない、ピアを待っていない)。

Nimbusをサービスとして実行している場合、上記のステータスバーは表示されません。同様の情報を取得するには、APIページで概説されているRPCコールを使用することができます。

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